寒波到来
弁護士の数が少ない地域で、法律事務所の設置が必要な地域に日弁連のお金で事務所が開設されている。
公設事務所と呼ばれることもあるが、国などのお金は出ておらず、弁護士の会費収入からその費用は支払われている。
こうした事務所の所長は、赴任前に養成事務所で事件をやりながら育成されて、公募があると応募して、審査の上所長に任命されるのである。
つがるひまわり基金法律事務所は青森の五所川原に開設されている事務所で、5代目所長の笹森弁護士が退任されるため、6代目に大西弁護士が赴任することとなった。
私は日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員長として、日程が合う限りこうした引き継ぎ式にはお祝いにかけつけるのである。
先日は委員長就任前ではあったが、北海道の名寄に行ってきたのも同趣旨である。
7月19日に引き継ぎ式があり、11時から記者会見が予定されていたが、関西から入ると微妙に間に合わないので、前日入りした。
ホテルの近辺でラーメン屋がありそうなので回ったが、閉まっているか、メンが売り切れたのか本日の営業は終了したとの札がかかっている。
一人で入れるのはラーメン屋くらいであるので困った。
仕方なくホテルの上にあるレストランで食事をしたのだが、青森県産のお米がとてつもなく美味しく、料理も美味しく結果的にはホテルで食事をして大正解であった。青森県のお米、美味しい。
翌日の朝の食事も料理が大変美味しかった。青森恐るべしである。
ホテルの温泉も非常にいい泉質であった。
記者会見には地元紙1社のみが参加していたが、色々と質問が出て、地元の期待の高さがうかがえた。
引き継ぎ式にも50名弱の参加があり、当日は日弁連の理事会のため、担当副会長も参加できないため、私は日弁連代表として、準備された固いスピーチをさせていただいた。関西人なのでどこかに笑いを入れたいのだが、こういう固いスピーチでは無理であった。
5代目所長の笹森弁護士は非常に地元に愛されており、宴会の参加率もハンパないということであった。また、事件でもベテラン弁護士が対戦してコテンパンにやられたというエピソードも披露され、能力の高さも感じられた。
6代目所長の大西弁護士は相撲取りを目指していた時期もあるとのことで、非常に体格が良く、依頼者を包み込むような安心感を与えられるのではないかと感じられた。青森出身とのことで、地元に定着する期待の声もあった。
非常に温かい式典で、諸々の話も聞けて(7回目の副会長をされている方がいたり、過去に五所川原にいた弁護士は年間80件国選をしていたりと、一応都会にいる私からすれば驚きの話を聞くことができた。)、いい刺激になった。
帰りは気になっていた牛乳味噌カレーラーメンを空港で食べたが(青森の名物らしい)、美味しかった。
青森の名産を是非取り寄せしたい気にさせられた。東北の底力である。
ということで、食べる話ばかり書いたが、とにもかくにも、大西弁護士には五所川原の地で大きく花を咲かせてもらいたい。
ガンバレ、つがるひまわり基金法律事務所!