弁護士と社会常識

中隆志

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 大手の事務所だと、入所後社会人としてのマナーをたたき込まれるそうである。
 しかし、通常の事務所だとそういうことはされないであろう。
 所長によっては個々に注意する事務所もあるだろうが、野放しの事務所もあるだろう。
 また、即独立だと、自ら学ばないといけない。

 ただ、社会人としてのマナー以前の弁護士も一定割合いるので、これは教育のしようがないであろう。

 期日をすっぽかしても、何の連絡もない弁護士も一定割合いる。
 直後に事務所に電話してきて平謝りするのが当然の行動である。
 特に冬場などは、病気で期日変更となることがままあるが(時には裁判官がインフルエンザに罹患することもある)、そのような場合、変更して少し経った頃に電話で謝罪してきたり、少なくとも次回期日で謝罪するのが常識であろう。
 裁判官も期日変更を自分の都合でした時には、次の期日で謝罪される。

 その他、書き出すとキリがない。
 昔はこういう弁護士にも叱って教えていたのであるが、最近は叱ると逆ギレされることもあると聞いているし、裁判官が釈明を求めると逆ギレする弁護士もいると聞いているし、叱るのもこちらもエネルギーがいるので、どこかでその弁護士に報いが降りかかってくるであろうと思い、放置することにしている。

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