寒波到来
PHP新書。グレンコ・アンドリー。
「ロシアの正体」と日本の危機がサブタイトル。
著者はウクライナ出身。
ロシアという国の特性(約束を破るために約束をする)、北方領土の国際法的位置づけ、北方領土が戻ってくることがないこと、ウクライナの核がいかにしてロシアに流れたか、プーチンが権力をどのようにして形成していったか、自国民すら犠牲にするその性質等々、日本ではびこるプーチンは日本好き、日本びいきという幻想を打ち破る一冊。
安倍政権がしようとしていることが自国の利益とならないことも指摘されている。
ロシア問題について平易に理解できる一冊である。