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10月20日は晴れの予報であったが、午前中は小雨が降っていた。
過去、私は京都で2回主催大会の運営に携わったが、初回は大雨であった。
当時は土のグラウンド2面で、朝現地に自動車で行くと、広島ナンバーの自動車が止まっている。近づくと、「今日、あるんでしょうか・・・」とつぶやかれたことを覚えている。
せっかく広島から来たのに中止では困るという趣旨で助かった。
泥田のようなグラウンドで、試合をしたことを覚えている。この頃は、まだ1日で試合は終わっていた。
2回目は天然芝1面、土2面であったが、これまた初日は大雨であった。懇親会で、「京都主催大会はいつも雨やな」とよそのチームから言われたことを覚えている。
今回もまた雨が降るのかと思ったが、雨はやみ、素晴らしい秋晴れとなった。
サッカー日和である。
私は懇親会の企画立案とゲストの手配、殊勲賞等の盾の発注、試合の組み合わせの確定はやったが、後は59期のT弁護士が一人で運営を考えて、当日も行ってくれた。ありがとう、Tくん。他の若いモンは何もしなかった。10数年後に回ってきた時には、運営のつらさを味わってもらいたいモンである。
初戦は連覇を狙う京都1であるが、前日新幹線が遅れたため、東京方面から駆けつけるメンバーは明け方近くにようやく眠ることができるという状態で、11名ちょうどしかいないという状態である。
相手は東北連合で、ベスト4まで残ったこともある強豪である。
開始早々にセンターバックのパスミスから失点。試合に臨む姿勢が内容に現れたのである。
その後、2点を取り突き放すも、コーナーキックから決められて2-2の引き分け。いきなり、連覇が怪しくなる出だしである。
私が選手として出場する京都2は初戦大阪1である。毎年優勝候補の一角であり、過去9回の優勝を誇る強豪である。
昨年は予選で京都2が守って守ってセットプレーから1点を取り勝利しているので、大阪1も雪辱に燃えているであろう。
我々京都2は、M原ヘッドコーチと私とで企画立案した作戦で大阪1戦に臨んだ。
大阪1戦は初戦ということもある上、昨年勝っているので無謀にも勝ちに行くことを考えていた。メンバーもある程度固定し、出場しない選手もいる状況で戦う。
18分ハーフの試合で、私はフォワードでスタメン出場。
前半が始まるが、こちらは京都1から移籍した京都チームで一番の俊足のI選手が右サイドハーフにいるので、右サイドから攻撃を組み立てる。
何回かチャンスもあり、ピンチもあったが、個人的には悔やまれるプレーもあったが、18分間走りきって前線からもプレスをかけ、何とか最低限の仕事は果たした。
前半は0-0で折り返し。
後半も攻められっぱなしではなく攻撃もできる状態だったが、3メートルくらい最終ラインから出ていた大阪のフォワードにボールが渡った。前半で交代し、ベンチから見ていた私も、「ああ、明らかにオフサイドやな」と見ていると、なぜかラインズマンは最終ラインについておらず、主審も流したため、そのままゴール前にドリブルをされて得点を決められてしまった。明らかな誤審であるが、法曹サッカー大会では、ビデオアシスタントレフリーは導入されていないので、そのまま得点が認められてしまった。
そのままタイムアップ。勝利を目指して戦ったが、サッカーにはつきものの誤審によって敗退した。あのまま戦っていれば、最低でも勝ち点1は奪えたはずが、ツキがない。
後で大阪チームの知り合いのところに言って雑談をしにいったところ、大阪チーム自体も明らかなオフサイドだとはわかっていたようである。
少し長くなったので、明日に続く。