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50年続いているマンガで、最初に出会ったのは小学校の時に読んでいた週間少年キングで連載が始まった時であった(作品名は炎の虎)。
その後、魔女の世紀、ロード・レオンまで読んだが、次の「冬の惑星」という作品で難しく感じて、やめてしまった。
大学生の時に超人ロックの完全版を購入し、読んだ以降、しばらく忘れていたが、50歳近くなってまた全巻読み直した上に、これまで未読であったタイトルも入手できるものは全て読んだ。
永遠に生き続ける(若返る能力と、それでも身体が使い物にならなくなると、赤子まで若返るということを繰り返して、永遠に生きるのである)超能力者であるロックを中心に数千年にわたる銀河の物語が描かれる。
どこからこんな世界観を考えつくのかわからないほど、世界観ができあがっている上、主人公が永遠に生きる設定であるため、物語がどこまでも時代を変えれば広がり続けるという特徴がある。
しかも他人になることができる変身能力まであるため、物語によっては誰がロックか最後まで分からない時もある。
私の人格を形成しているあまた読んだマンガの中で、現時点ではジャイアントキリング、仮面ライダースピリッツとともに最高の作品の一つである(マンガでない本もたくさん読んだが)。
公式年表まである作品であるが(ただし、新しい作品ができると、また年表が修正されるし、どの時代にも入れられない作品もある)、意外に周りが知らなかったりするので、もっ読まれてよい作品であると思っている。