寒波到来
メールで相談内容を送ってこられて、その情報だけで回答が欲しいという相談者の方がいる。
しかし、実際のところ、メールだけの情報で回答することは不可能である。
通常は情報が少なすぎる上、こちらから確認したい点が山ほどあることになる。
従って、うちの事務所では、メールでの相談は受け付けていない(どこでもたいていはそうであろう)。
メールでお断りを入れて、相談をされたいのであれば、お電話かメールで来所可能日時を複数連絡いただくようメールで返信させていただくのであるが、返事がないことが多い。
携帯が書かれている方については、念のため、携帯にもかけるが、出られないことが多く、折り返しもない。
内容からすれば、弁護士に依頼又は相談した方がいい事件も多いのであるが、メールで軽く回答は欲しいが、来所まではしたくないということなのであろう。
あるいは、来所してしまうと、ものすごいお金がかかると思われているのかもしれない。
来所されて相談されたとしても、依頼するかどうかはまた別問題であり、費用の説明をして、合わないなら断られることも自由なのである。
ただ、時々不思議なのは、探偵の費用に100万円かけておられるのに、弁護士の費用が30万円というと高いと言われたり、法人などでコンサルティングに数百万円かけていたりするのに(そしてたいてい効果はないことが多い)、弁護士費用に数十万円というと、「高い」と言われたりすることである。
弁護士の業務は無形の知的労働の部分があるから(もちろん裁判所に行ったり、打合もするので、知的労働だけではないし、書面も作成するのだが)、そこにお金を支払うということについて、抵抗がまだまだあるのかもしれない(時折、目が飛び出るような弁護士費用を支払ってほとんど仕事をしてくれず、セカンドオピニオンを聞きに来られる人もいるが・・・)。