読書日記「百年の孤独」
中央公論新社。藤原辰史。
トラクターの世界史というマニアック極まれりという新書である。
おそらく、読まれる方は少ないのではないか。知らんけど。
トラクターの発明によって農業がいかに発展し、人工の増加に寄与し、当初のトラクターから現代のトラクターに移行するまでの開発苦労や、日本人技師の努力など、人間的な観点からも語られる。
プレスリーはトラクターの蒐集を趣味にしていたなど、以外なエピソードも語られる。
マニアックではあるが、歴史というものを様々な側面から検討するという意味では、こうした著作も非常に面白いのである。