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創風社出版。宮本春樹。
カワウソ再発見から最後の生息確認に到るまでの50年の記録である。
四国において生息が確認されていたニホンカワウソが絶滅と認定されるに到ったのは何故か。カワウソはもう居ないのか。カワウソが生きていける環境とは。
個人的にはニホンカワウソはまだ四国でも生息していることを信じているのだが、四国での目撃例や捕獲例などが非常に整理されており、好著である。
少し前に対馬でカワウソが目撃されたのだが、対馬のカワウソもニホンカワウソと信じたい。
なお、対馬でカワウソが目撃されたから買ったのではなく、ニホンオオカミ同様、絶滅したとされる動物に対して人間の愚かさや業の深さに思いを馳せているので、ニホンオオカミの本を買った頃に同時に買ったものであることは強調しておきたい。
ちなみに、いまカワウソがペットとしてブームらしいが、先日見たテレビでは1匹135万円するらしい。
以上です。