書面を書く時
7月下旬から8月下旬まで、裁判所は2週間ずつ交代で夏休みに入るので、裁判も半分になるため、少し身体が空くようになる。
しかし、ここで油断していると、直ぐに9月がやってきて、そこで提出期限の書面などが多数あり、慌てるのである。アリとキリギリスではないが、この裁判所が夏休みの間にこそ、弁護士も書面をせこせこと書かないといけないのである。
ここでこれまで書けていなかった訴状や調停申立書を作成し、9月に提出する予定の書面を起案し始めておくとラクである。
小学生の頃から、夏休みや日常的に宿題が出ていたのは、社会人になっても〆切りがあり、結局同じようなことをしなければならない予行演習だったのである。
弁護士の中にはキリギリスのような人も当然いて、夏休みの間、ノホホンとしているので、大丈夫かなと思っていると、9月に入り、「できてない」「できてない」とワタワタし出したりする。
キリギリスは確か冬になり死んでしまったが、弁護士は事件を引き受けた以上やらないといけないので、今のうちにやっておかねばと思う今日この頃である。