書面を書く時
先日、電車で手帳に書き込みをしようと思い、いつも胸ポケットに挿している万年筆を取ろうとすると、そこになかった。
事務所か自宅に忘れてきたのであろうかと思ったが、どうも今朝胸に挿した記憶がある。
事務所で探したがどこにもなく、その日自宅に戻ってもなかった。鞄をガサゴソしてみたが、やはりない。
無くした日の朝に胸元に挿した記憶があるので、落としたとすれば自宅の最寄りの駅であろうと思い、JR落とし物センターに電話をしたところ、よく似た万年筆が届いているという。
翌日、京都駅の落とし物センターに行くが、けっこう分かりづらいところにある。
初めての人は迷うのではなかろうか。
狭い入口の中に(しかも内開き)、外国の方が何かを落としたようで、アプリを使って申入をしているが、要領を得ない。
その横で受付ができたので、出してもらうと、確かに私が落とした万年筆であった。
ペリカンのルビーレッドという限定モデルで、市場には既に流通していないものであったので、探し出せてよかったのである。
以前にも酔っ払って、懇意にしているバーでいただいたシャンパンを電車の中に置き忘れたところ、野洲駅で預かっていたくれたこともあったのだが、今回、私にとって大事な万年筆を拾って届けてくれた人、本当にありがとうございます。
駅で見つかったということは、胸にサングラスを外してひっかけて、そのサングラスをかける時にサングラスにひっかかり、飛んでいってしまったものと思われる。
今後は落とさないように注意したいと思う。
日本って捨てたもんではないですね。
以上です。