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新潮社。ビートたけし。たけしの面白科学者図鑑が3冊刊行されているが、そのうちの一冊。対談集である。
この文庫でも、乾燥するとほとんど不死身のネムリユスリカや、その生態が謎のダイオウイカ、白アリに魅せられた科学者との対談が収録している。
この一冊でもたけしの対談力がいかんなく発揮されており、その知識の幅広さには脱帽である。たけしの質問もいい。
白アリの女王はクローンであり、クローンが次々に王との間に子をなし、王は昆虫であるのに30年は生きるという。他の同系統の寿命と比較すると、人間でいえば1万年生きるという計算になるということで、世の中には知らない世界が多々あるということに知的好奇心が満たされる。
是非読んでおきたい一冊である。