寒波到来
通常の一般事件をする事務所であれば、調べ物をするために、たいてい注釈民法は置いているであろう。
注釈民法は新版注釈民法がずっと刊行されていたが、全巻は刊行されず、揃わないままであった。そのうちに、復刻版注釈民法も出されて、刊行されていないところは、これで私などは補っていたのである。もちろん、他にもコンメンタールや、奥田昌道先生の教科書や(債権総論では絶対に奥田先生の本は持っていた方がいいのである)、我妻先生の古い方の教科書も全冊持っているのであるが、調べ物をするときは、まずは注釈民法を開くのである。
いつになったら全巻揃うんかしらん・・・と思っていた矢先、有斐閣から、「新注釈民法」が発刊されるというチラシが入っていた。
諦めたんかい・・・と思いつつ、改訂版ではなく、新たな注釈民法ということであり、最新の注釈民法が出たら買わざるを得ないのである。けっこうな本代がかかるが、やむを得ない。
弁護士になって20数年、新版注釈民法が完結しないうちに、「新」注釈民法の発刊であるが、私が弁護士である間に全巻発刊してもらいたいものである。