読書日記「百年の孤独」
今年1年間読んできた本の中でのベスト10。
ベスト10入りしなかったものの中にもたくさんいい本があり、完全に個人的な趣味である。
次点は、「チェ・ゲバラ」中公新書。伊藤浩昭。フィデル・カストロが今年亡くなったが、ゲバラとあの世で何を話すのだろうか。
「未確認生物UMAを化学する」化学同人。ダニエル・ロクストン他。私は未確認生物好きだが、懐疑的立場から、科学的にその不存在を立証していく。でも、この本を読んでもこれだけ広い世界なので、どこかにいると信じているのがUMA好きなのである。
10位は、「犬はあなたをこう見ている」河出書房新社。ジョン・ブラッドショー。
犬が序列を作るというのは事実に反するという立場から科学的に犬という存在を整理したノンフィクション。これを読んだら、さらに自宅のワンコが可愛くなること間違いなしである。
9位は、「夜の三部作」P+Dbooks。福永武彦。
今年の最も大きい出会いは福永作品との出会いである。その小説としての完成度、ストーリーテラーとしての文章力、どれを取ってもこの文学を読まない手はない。まだ読んだことのない人は、是非とも福永の作品を読んで欲しい。
8位は同じく福永の「草の花」新潮文庫。純愛とは何か。戦争の声が聞こえてくる中で、切なすぎるすれ違った男女の物語である。
続きは明日。