読書日記「百年の孤独」
団体で祇園などで飲んでいると、時として鞄の取り違えが発生する。
男性のビジネスマンの鞄は似ているし、色も黒が多いためであろう。
時には全く同じ鞄ということもある。
違う鞄も似ていたりすると酔っ払っている人には分からない。
過去に全く同じ鞄で、先に帰られた人が故中村利雄の鞄を持ち帰ったことがあった。
中村利雄が帰ろうとすると、鞄は同じだが、自分のではないと言い出したので、「どうせまた酔っ払ってるんやろ」と思ったが、中村利雄は正しかったのである。
鞄を間違えて持っていってしまった人の鞄には企業にとって大切なデータが入っていて(それを持ち運んでいるのもどうかと思うが)、中村利雄の鞄には一定の額のお金が入っていた(銀行に預ける暇がなかったので、持ちあるいていたようである。事務所に置いておく方が安全だと思うが。。。)。
双方ひやりとしたことであろう。
まあ、先に持ち帰った方が悪いことはいうまでもない。
私も一度、2箇所で弁護士会で宴会を同時進行でやっていて、役員は両方に顔を出さないといけない時に、当時の役員に、私の似ても似つかない鞄を持って行かれたことがある。
帰ろうとすると、その役員がいつも持ち歩いている特徴的に分厚い鞄はあるが、私のものがないので、もう一つの店に電話すると、「間違えて持ってきてしまいました」とのことであった。
「今すぐ持っていった方がいいですか」というので、「当たり前じゃ!」と怒鳴って持ってこさせた。
この役員は、もう一つの店に行く前に見目麗しい女性とカラオケを楽しんでいたので、私が居た店に戻ってきたいがために間違えて持っていったというのが専らの噂であった。