読書日記「百年の孤独」
弁護士の仁義が弁護士あるあるで同業者に好評であったのと、若手弁護士は相手の代理人のことも考えてあげましょうという趣旨で、私が過去に遭った酷い仕打ちの一部をここに掲載するものである。
過去にも書いたものがあるかもしれませんが。
青森地裁五所川原支部で、尋問があり行ったところ、被告本人(女性)と被告の妹(証人)が来ているはずが法廷内には女性が1人しかいない。
裁判所が被告代理人に、「被告本人が来られていませんがどういうことですか」と尋ねるも、「そこにいます」と傍聴席の女性を指す。
裁判所「それは被告の妹で証人です」
被告代理人「えっ。あなた妹か」
おいおい。依頼を受けているのに、面談していないのか。しかも尋問の打合していないのか。
裁判所は怒り心頭。
裁判所が私に謝罪し、「被告本人の話を聞かない訳にもいきませんので、もう一度お越し願えますか」。
裁判所からそう言われたら仕方がないので、次回期日に行くと被告本人は妹とは似ても似つかない顔である。
15年以上前の話であるが、依頼者と会わず、尋問の打合もせず期日に臨む代理人がいたという話である。
判決は当方の完全勝訴であった。
それにも関わらず、1年ほどして、ひ被告が支払った弁護士費用を当方の依頼者に支払えという調停が被告より五所川原簡裁に出された。
五所川原簡裁に電話し、「当方依頼者も行きませんし、私も行きません」。
簡裁「いや、話合いをする場ですから」
私「経緯を書いた書面と資料を送りますからそれを見てもそう言われるか判断してみてください」
書面を作成して送付し、数日後五所川原簡裁に電話。
簡裁「中先生、よく分かりました。そりゃ来られるわけないですわな。」
以上である。