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コラム

第29回全国法曹サッカー大会その2

2016年10月14日

コラムカテゴリ:法律関連

 翌日5時台に目覚めると、普通に本降りであった。
 とりあえず温泉に入り出かけられる用意をして食事を取りに行くが、同宿のメンバーが食べに来ていない。携帯に電話するが出ないため、風呂場を見に行くと風呂に入っていた。仕方ないので先に食事を済ませたところ、6時に目覚ましをかけたが雨が降っているのを見てテンションが下がり、二度寝して起きたら7時で、そこから風呂に入りにいったということであった。
 朝食の時間は7時15分の約束のはずである。

 雨の中、主催者の用意してくれたバスで会場まで向かう。
 1試合目は京都1チームで、対戦相手は福岡である。
 初日は予選で、基本的に5チームで25分1本を1チーム4本やって、順位をつけて二日目順位決定戦をするというものである。
 福岡チームは優勝経験こそない(はず)ものの、準優勝経験もあり、相当な強豪である。
 しかし、京都1チームの右サイドハーフ武田選手がドリブルでサイドを抜け出してキーパーが飛び出すところをかわして1点。1-0で勝利である。
 その後京都チームは横浜2と0-0で引き分けた他は、2勝してベスト4を決めた。
 その夜の懇親会では、京都1チームのエース町野選手のゴールがベストゴール賞に選ばれるなど、危なげない試合運びであった。

 私が所属する京都2チームはマスターズチームで、基本的には優勝は狙わず、できるだけ上の順位を狙うというチームであるが、今年は他のチームがどんどん強くなっていることもあり、何人かいい選手を京都1チームからもらっていた。
 初戦は神戸2で、最近は春にやっている大阪、神戸、京都で関西の覇者を決める関西カップでは京都2とともに最下位争いを演じる好敵手である。
 神戸2チームもテンションが高く、お互い最初から既にクラスマックス的な雰囲気である。
 私はトップ下として出場した。京都2が押し気味で進めていた開始数分で、左サイドハーフの松本選手がサイドからドリブルで仕掛けた。私は全速で中央に走り込む。
 松本選手の特性から切り返してのシュートがあると思い、私は中央からややゴールの右よりに相手のディフェンスの前から消える動きをしたところ、松本選手の切り返しての右足のシュートを相手のキーパーがはじいた。
 私の予想通りの位置にボールがふわりと落ちてきたので、ゴール前に詰めてヘッドで押し込んで先制である。
 久しぶりの得点である。
 京都2チームは中々全国大会では得点を奪えないチームなので、開始早々のゴールで皆どうしていいかわからないのである。
 その後、得点をして満足した私は怪我明けの船坂選手と交代し、京都2チームも松本選手が1得点(アシストは秋重選手)、飯田選手(アシストは秋重選手)が得点を決めて3-0で快勝した。
 これで「ひょっとしたらベスト4にいけるのでは」などと考えた我々京都2は、残りの試合、本来であればブロックを敷いて引いて引いて引き分けあるいはカウンターであわよくば得点という作戦をすっかり選手全員、また、選手兼主将兼監督の私も忘れてしまい、がっぷり四つで戦った結果、残り3試合とも2-0で負けるという状況に陥ってしまった。
 しかも横浜1のフォワードには高校サッカーの選手権で優勝した時のフォワードがいて(大迫が得点王になった時の大会である・・・)、心が折れたのである。
 しかし、1勝していたので4位リーグに回ることになり、19チーム中ベスト16がこの時点で確定したのである。
 夜は懇親会で、各地の話好きの弁護士が前に出て、おかげで懇親会は1時間押すという状況になってしまった。大阪のヤマケンさんという偉い先生と、広島の坂下先生という先生がどちらが面白いかという覇権をかけたが故のことである。
 ゴールシーンもビデオで流されて、私の先制ゴールも流していただいた。
 翌日も得点を狙うべく、早々に眠りについたのであった。
 来週につづく。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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