宿泊費の高騰
10月の三連休は、1年に一度の全国法曹サッカー大会であった。
今年は東京が主催であるが、グラウンドがないということで新潟県新発田市のアルビレックス新潟の練習場を借り切っての2日間であった。
前日月岡温泉入りをする。
主催者指定宿だと、多分一部屋に4~5名詰め込まれそうであったので、万全の体調で臨むべく、他の宿で1人部屋を押さえた。
中には宿を取るのが遅れて、新潟の会津若松との県境の宿しか取れなかった猛者もいた(しかも宮津から自家用車である)。
予約確認では部屋に露店風呂付とされていたが、到着したところ、そのような案内を出した覚えはないという。
スタートから雲行きが怪しいが、ないものはないので仕方あるまい。
土曜日の夕方から硫黄の臭いがきつい月岡温泉に入り、同じ宿に泊まるメンバーを待つ。
到着して夜ご飯を食べる際に新潟県限定ビールを注文するが、食事が進めど進めどビールが来ない。
息を切らした仲居さんが上がってきて、「ビールを冷やすのを忘れてまして、今酒屋から持ってこさせています」とのこと。
むうう。露店風呂付といいながらついていないし、なんて緩やかな宿なのであろう。
ビールが来た頃には、食事はほぼ終わっており、その少し前にお造りが来るという緩い感じで食事が終わる。
宿を出る際、鍵を預けようとすると、「何時頃戻られますか」とのこと。まあ、10時過ぎくらいですかね、というと、「フロントに誰もいないかもしれないので、鍵は持っていってください」とのことである。
もう、次々に出てくるこの緩さ。だんだん麻痺してくるのである。
入り口のドアは何時に施錠されるか聞いたところ、「11時ですが、自動ドアなんで、無理矢理開けてもらえれば、開きます」とのこと。緩さもここまで行くと心地よい。
多くのメンバーが泊まっている宿に遊びに行くと、4~5名どころか、6名、7名部屋であった。
なんという詰め込まれ感であろう。これでは、部活の合宿状態ではないか・・・。
1人宿にしてよかったと思いつつ、次の日早朝から試合なので、早々に宿に戻り、早めに寝ることにした。
雨が降り出しており、朝になればやむ予定ということだが、やんでくれるであろうか。
続く。