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交通事故に何度も遭う人がいる。
そのような場合、裁判官によっては色目で見ていると思われる判断がされることがある(故意に事故を発生せしめたという認定)。
しかし、追突ばかりの事件の場合、何度もうまく追突などさせられる訳もない(もちろん、事故を起こして保険金を騙し取るような集団がいることは事実であるが、事故に何度も遭っていることだけでそうした推定をするのはどうかと思うのである)。
私の経験上は、4回くらいなら事故に遭う人もいる。
前の怪我が治った途端に事故に遭った不運な人もいる。
世の中、事故に何度か遭うということはあり得ない話ではないのである。
ロイ・サリバンという人は人間避雷針と呼ばれた人で、その生涯に七回雷に打たれている。その確率は天文学的数字であるが、そうしたこともあるのである。
最初から疑うのはよくないのである。
以上。