読書日記「凱風館日乗」
「税務署は三年泳がせる。」日経プレミアシリーズ。飯田真弓。
元国税調査官で現在は税理士の筆者が税務署がどういうところを見ているか、見られているかについてわかりやすく書いた新書。
凄腕の調査官になるとこんなに細かいところを見ているのか、現金商売で誤魔化していても推計課税されて追徴されるかなど、税務署の手法が分かる。
訴訟で判決を取っても調査には限界があり、税務署と同等の調査能力がある国家機関が設立されて、支払のない債務者から回収できるようになればいいのにと思わせられた。