読書日記3月28日

中隆志

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「戦国時代の兵粮事情」吉川弘文館。久保健一郎。
 戦国時代兵粮とはどういうものであったのか。兵粮に関して残されている史料から兵粮に関する考察をした一冊。
 歴史好きであれば読む値打ちはあると思うが、一般向きではない本である。
 かなり私もマニアックになってきたもんである。

「やがて哀しき外国語」講談社文庫。村上春樹。
 村上春樹がアメリカで住んでいた時代のことを書いたエッセイ集。「ねじまき鳥クロニクル」と「国境の南、大陽の西」を書いていた時代のことである。
 日本語に対する思いやアメリカでのフェミニズム問題、海外で髪の毛を切ることの苦悩、大学で教えることについてなど、日々の中で村上春樹が感じたことがつづられている。
 だいぶ前に買っておいたのだが、手にとってみたのだが、村上春樹の文章は本当に読みやすい。
 小説は好きなものも嫌いなものもあるが、総じて村上春樹の書いたエッセイは共感できるところが多い。私にとって、ということであるが。

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