寒波到来
今の出張は、事務所を出てしまったとしても携帯にメールで事務局から報告を入れてもらえるし、ファックスや準備書面もPDFにしてパソコンに送ってもらえさえすれば、出先でネットにつながる環境があり、ノートPCなどがあれば出先で書面を見ることもできる。
メールに対して返信をすることもできるし、その場から事務局に指示を出すこともできる。
私が弁護士になった頃は、携帯電話も普及しておらず、携帯のメールもなく、出張に出た場合には時々事務所に電話して聞いたり指示をすることしかできなかった。
テレフォンカードが必需品であり、出張中は公衆電話を探して事務所に電話したものである。
裁判所から電話したい時に、地方の裁判所だと一つしか電話がなく、前で借金の督促に猶予して欲しいと懇願しているオジサンの電話が終わるまで待たないといけないという場面もあった。
そのうち携帯を持つようになったが、初期の携帯は電池も保たず、電波も悪いため通話にも苦労した。
20年近くで、ここまで出張中に仕事ができるというのは便利であるが、どこまでも仕事に追いかけられる気がしないでもない。
どちらがいいのであろうかと思う今日この頃である。