寒波到来
「こんなに変わった歴史教科書」新潮文庫。山本博文。
昭和の教科書と平成の教科書でどれだけ違うかを比べた本で、これは面白い。
武田信玄好きのK藤S一郎からするとがっかりかもしれないが、武田信玄と伝わる像は実は能登の畠山氏の可能性が高いとか、足利尊氏の像とされていたものもどうもそうではないとか、鎌倉幕府の成立年代に争いが出ているとか、習った出来事の呼び方が変わっているだとか。
どうしてそうなったかの歴史研究も書かれていて、とてもためになる。
これは是非一読をお勧めしたい。
「グレート・スモーカー」祥伝社新書。祥伝社新書編集部編。
歴史の中のグレート・スモーカー達をそのタバコ、葉巻、パイプなどとともに簡潔に描いている。
今はタバコを吸う人は肩身が狭いが、昔の人はこんなに吸っていたのだと思うと、昔はよかったと思いたくなる。
夏目漱石の作品に出てくるタバコの銘柄の解説などもあり、面白い。