親知らず

中隆志

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 先週の木曜日と金曜日に東京に出張していた間に少し違和感があった歯が痛み出し、土曜日の20周年記念行事の前に何とかかかりつけの歯医者さんで診てもらうことができたのだが、いつもは歯のクリーニングをすると肩凝りも取れ、すきっとするのであるが、記念行事の間も実は歯が痛く、日曜日・月曜日もましにはなったがすっきりとはしなかった。

 火曜日にもう一度診察を入れてもらっていたのだが、右上の親知らずが伸びてきて、下の歯茎を噛んでいるので、下の歯茎が炎症を起こしているということで、その場で「抜きます」ということで抜かれた。
 私のかかりつけの歯医者さんの腕と治療は抜群で、この先生から「こうしよう」といわれるといかに天の邪鬼な私も素直に「ハイ」と言ってしまうのである。
 その場で5秒くらいで歯を抜かれて(とにかく手技が速いのである)、麻酔で痺れた状態で事務所に戻る際、タクシーの運転手は若干私がろれつが回っていないと感じたようであった(京都では麻酔されずとも、何を話しているか滑舌が悪い弁護士もいるにはいるが)。
 痺れた状態で打合をこなしたが、そのうち右下の親知らずも抜かないといけないといわれたことが頭の片隅に今も残っている週末である。

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