読書日記「百年の孤独」
タクシーが客待ちしている間、ドアをあけているが、あれはやめた方がいいと思うのである。
先日、タクシーに乗ったところ、首筋が急にこそばくなったので、手ではらいのけると、大きな蛾が飛んで窓のところにとまった。
仮面ライダーのドクガンダーという怪人のモデルになったと思われるかなり大きい蛾であった。
窓を開けて出て行くように追い払おうとしたが、蛾はどこかに飛んでいって、車内のどこかに隠れたようであった。
夜だったので、光のあるタクシーの車内に入り込んだものと思われる。まさか虫を愛ずるタクシーの運転手でもあるまいと思うからである。
別にライダーに出てくるドクガンダーと違っておそらく毒はないと思うが(チャドクガだと毒があるので要注意である)、蛾に触られるのは嫌なので目的地に着くまでは蛾が飛び立たないことを祈るしかなかった。
幸い、蛾はどこかでなりを潜めたようで、その後現れなかったのだが、ドアを開けていたせいで蛾が入り込んだことを注意してあげようと運転手さんに降りる時に言おうとしたが、そのタクシーは私が降りるとすぐにドアを開けて走り去ってしまった。
運転中に、ドクガンダーのモデルとなった蛾が運転手さんに恐慌をもたらさないか心配となったが、直ぐに走り去られてはどうしようもない。
冷房も逃げるし、お客さんが来てからドアを開けてもいいと思うのであるがどうであろう。