読書日記「百年の孤独」
相談で、たまに既に弁護士に依頼しているが、その弁護士のやり方に不満があるとしてセカンドオピニオンを求められることがある。あるいは、他の弁護士に相談もしているが、何となくその弁護士の説明がしっくり来なかったので、他の先生の意見も聞きたいという相談もある。
既に弁護士を依頼されている人の場合、多くは弁護士側に問題がある。何をしているのか依頼者に状況の報告もなく、問い合わせをしても回答が全く来ないということが多い。
弁護士の怠慢で、請求出来た、あるいは回収できたはずのお金の回収が不可能となっていることもある。
あるいは、通常の弁護士であれば、弁護士がサジェストし、弁護士側で書類を作成するようなものまで、依頼者に作成させている、あるいはさせようとしているケースもある。
書類作成が素人では分からないから弁護士に依頼しているのであり、何の為の依頼かこれでは分からないであろう。
弁護士も医者と同じで、弁護士によってずいぶん差がある。
結局、セカンドオピニオンを求めに来られて、前の弁護士を断って、私のところに依頼したいということでそのまま依頼に至るというケースもある。
紹介者がいたりして、その人の顔も立てないといけないので、その弁護士とよく話し合うという人もあるが、報告がなかったり、回答がない人というのはそうそうそのあり方が改善されるものではないから、結局事件は進まないであろう。
もちろん、過大な要求を弁護士にしているケースもあり、「そこまで求められても弁護士はできません」という相談であることもある。
他の弁護士に相談しているという人の場合でも、「いやいや、その弁護士の説明は間違ってるで」という場合もあれば、ご本人が求めていることが過大であり、「それはどの弁護士に依頼しても結論は変わりません」ということもある。
ここまできちんと業務をしているのに鬼のような形相で苦情をいわれることもあるのかと思うことがある半面、通常の業務をしているだけであっても(これができていない弁護士が多々いるであろうことは予想されるが)、神様であるかのように感謝されるケースもあり、自らの仕事のあり方を貫くしかないと思う真夏の1日である。