寒波到来
「切り裂きジャック127年目の真実」ラッセル・エドワーズ。角川書店。
切り裂きジャックの正体を暴くというもので、この手の書籍は多数出ている。
犯行現場から持ち去られた布を科学的に鑑定した結果、犯人が明らかになるというものである。これで犯人は明らかだとされている。
私からすると、色々と言いたいこともあるが、それを書くとネタバレとなるし、ノンフィクションとしては面白いのと、読んでもらって他の人が納得するか、あるいは、「いやいやこうではないか」と言うこともあるかもしれないので、書かないでおく。
前にも同様の書籍を一冊読んでいるのだが、そちらは既に内容を忘れてしまった。
「サル学の現在(上)」文春文庫。立花隆。
現在といいながら、だいぶ前の書籍であり、どうも私が購入して書棚の奥に紛れていたため、これまで読まれなかったようである。
途中一冊寄り道をしたため、今下巻を読んでいるところなので、感想はそちらで。
相変わらずの知の巨人ぶりである。
「最後の喫煙者」新潮文庫。筒井康隆。
ピース又嘉が選ぶ20冊というのが本屋のコーナーであったので、その中から購入。大学生くらいのときはずいぶん筒井康隆を読んだが、多分引越などで全て古本屋に売ってしまったので今手元には一冊もない。
ナンセンスのかたまりのような小説群だが、44歳になって読み返すと、また違った読み方が出来て面白い。
中村利雄先生が生きていたら、「最後の喫煙者」になっていたような気がする。