事件のことを大声で話をする小僧弁護士

中隆志

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 先日、日弁連の喫煙室で葉巻を吸っていたところ、若い弁護士が大きい声ではしゃぎながら事件のことを話ししているのがうるさくて仕方がなかった。
 電話で敢えて大きい声で話しをする人は「俺、出来るんだぜ」ということをアピールしたいように見受けられる。
 守秘義務の点もあるし、また、通常日弁連の喫煙室にいるのは弁護士であるから(ベテランも多い)、このように喫煙室で大声で出来るアピールをされてもうるさいだけである。
 こういう弁護士を私は小僧弁護士と名付けていて、正直、仕事が出来ないヤツだろうと思っている。
 周囲にたくさん人がいるのに大声で話をしている時点でダメなヤツであるということが分かるし、ましてや事件のことを話するというのは言語道断である。
 私は外で電話をするときは、周囲に邪魔にならないところに行き、声もいつもよりは落として話をするようにしている。また、事件の中身に立ち入ることなどはしない。
 こういう小僧もそのうち経験を積んでいい弁護士になってくれればよいのだが、さてどうであろう。

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