夕方以降留守電になる事務所

中隆志

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 私の事務所は執務時間外でも留守電にはならず、電話が鳴り続ける。
 誰かいれば出来るだけ電話は取るように心がけている。

 相手方弁護士からの急ぎの電話かも知れないし、依頼者本人からの緊急の連絡かもしれない。
 事務所のメールアドレスを公開していて、休日でも私がスマホで時々チェックしている。
 出来るだけ連絡がつきやすいようにするためである。
 出張中も、会議中、PC持参でメールチェックしていて、事務局からは数時間ごとに(急ぎの案件だとすぐに)、携帯のメールとPCメールにメールで報告を入れてもらう。
 安らぐヒマがないのではといわれるが、メールをチェックするのがクセなのと、メールが来ていないと何となく寂しいのと、サラリーマンではないので(朝はゆっくりである代わりに、ものすごい早朝から働くこともあれば、土日休日も返上で仕事をしないといけないこともある)、この職業を選んだ以上、ある程度仕方がないと思っている。
 また、依頼者からすれば、連絡がつきにくい事務所は依頼しづらいであろう。
 その意味で、折り返しの連絡もなるべく早くするようにしている。

 年始に電話が壊れたことがあり(主装置の故障)、その日のうちに復旧してもらったが、偶々、本来の年始の日よりも早く私と事務所の弁護士が出てきていたから気づいたのである。
 年始にいきなり依頼者などが電話をしてつながらなかったら、私の事務所がつぶれてしまったと誤解されてしまったところである。

 他の事務所に事件の関係などで電話をした時に、17時を過ぎると留守電になっている事務所があるが、あれはいけないと思う。弁護士なんて、仕事をしていればあっという間に17時なんて過ぎてしまうし、連絡がとりづらい状況というのは問題である。
 内部的には直通番号とか、留守電のナンバーを見て、取るべき人なら取るということもあるようだが、新件の相談だったりしたらどうするのだろうか、という気にもなる。

 出来るだけ、事務所は連絡のつきやすいようにしておくべきと思うのだが、どうであろうか。

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