寒波到来
以前、札幌に行った帰り、飛行機の中で子どもが泣き叫んでいた。
三連休であったので、関西から札幌旅行に行った帰りであろうか。
あるいは、里帰りなどで北海道に帰ったのであろうか。
こういう時に何とか迷惑がかかるからと言って泣くのをやめさせようとする親を見ていると、あるべき姿だと思うのだが、自分もげんなりしてそういう努力をしない親を見ていると、「世の中あんたの家族だけで出来ているのと違うんやで」と思ってしまう。
私の席の後ろには、子どもが座っていて、親は寝てしまっていたのだが、子どもが時々トレイをがたがたさせるのでイスに振動が来るのにも参った。
子どもは起きていて、暇なのであろうが、自分の子どもが他人に迷惑をかけるかもしれないということを考えずに自分はすやすや寝ている親を見ても、「それは違うだろう」と思ってしまうのである。
ある意味無言でトレイをがたがたさせるくらいなので、逆におとなしい子だとはいえるのかもしれないが、子どもが起きているのに、自分は寝てしまい、その間子どもが他人に迷惑をかけているというのを見ていると、何か違うよなあと思ってしまう。
トレイをがたがたさせるくらいで小さい子どもに直接叱る訳にもいかず、かといって、最近は非常識な親もいるので親を起こして子どもをしっかりと見ているようにと注意する気も出ず、がたがたさせられながらフライトをしていた2時間であった。
唯一の救いは、満席であったにもかかわらず、私の横並びの席の2人が搭乗しなかったようで、4つの席に2人で座れて、隣の人も一つ席をずれたので、ゆったりと座れたことくらいであろうか。
小さい子どもを連れて移動しなければならない場合があるのも分かるので連れて飛行機に乗るなとは言わないが、自分の子どもが他人に迷惑をかけないように親は注意して欲しいと思うのである。