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コラム
医師の意見書
2015年3月17日
事件の関係で医師に意見書を書いてもらうことがあるが、話を聞いているうちはいろいろと話をしてくれるのであるが、いざ署名押印のある意見書を書いてもらおうとすると、ちゅうちょされたり、非協力的になられてしまうことがある。
医学的に確実なことしか書けないということであったり、一般的な知識なので専門外ということで拒否されたり、あるいは単にその言い方から事件に巻き込まれたくないということがこちらには明らかであることがある。
まあ立場的にわからなくもないこともないが、事件をやっている弁護士の側からすると、「書いてくれてもいいのに」と思うことでも書いてくれないこともあり、依頼者は予め聞いていた話を書けないとなると医師に対する不信感がつのったり、落胆されることが多い。
中には患者のために非常に親身になって書いてくれる医師も当然おられるのだが、そうした医師の先生にあたるかあたらないかはこちらは選べないので、意見書がないことで事件の進行が不利になったり滞ることがあるのはやむを得ないとはいえ、非協力的な場合には暗澹たる気分にさせられる。
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