読書日記「百年の孤独」
修習生が就職活動をするについては、採用予定のない事務所への事務所訪問であったり、弁護士が飲み会をしているところへの参加であったり、就職に直結しないと思われる行動も実は重要である。
弁護士同士はつながりがあるので、たとえば、「こういう子がうちに来たいと言っているけど、中先生どう思う?」などと聞いて来られることがあるからである。
数多くの弁護士に会い、「この子はいい子だな」と思ってもらえると、口添えしてくれることがある。
何で読んだのか忘れたが、ある弁護士が、採用予定はないけど、事務所に遊びに来ていいよと言ったところ、「採用予定がないなら無駄なので事務所訪問しません」と言ったドライな修習生が居たという話を記憶しているが、こういう修習生は他の弁護士からどんな子か聞かれた時に、「いい子」だと言ってもらえる訳がないのである。
直球のほかに変化球やボールを投げることも必要である。
サッカーでもオフザボールの動きが最も重要で、無駄な動きがどれだけ出来るかが大事なのと同じである。
就職活動では心が折れそうになることもあるだろうが、全て自分に跳ね返ってくるのだから、頑張って欲しいものである。