寒波到来
起案をする前には考えがまとまっていることが理想であるが、そのためには、考える時間が必要である。事務所で空き時間で何もしていないように見える時でも弁護士は考えている時間がある。
ワーカホリックといわれるかもしれないが、弁護士は常時事件のことを考えていることが多いので(そうでない人もいるが)、事務所を出てからも事件のことを考えていることが多い。
私は思いついた時に自分のパソコンに携帯からメールを打っておくようにしている。
私の知人の弁護士は、自宅のあちこちにメモを置いてあり、事件のことで思いついたことがあればメモをするということである。
この「考える」という作業が大事であり、割と時間もかかるが、事務所で記録を読みながら考えたりだとか、起案をしながら考えているということでは遅いのである。
仕事が中々仕上がらない弁護士は、考える作業を空き時間にしていないということである。この考えるという時間は、依頼者には見えてこない。
因果な仕事だとは思うが、若手と議論していて考えていない時にはイラッとすることがある。