読書日記「百年の孤独」
先日、ネットで参考になる資料はないかと思い検索していたら、法律事務所で交通事故をたくさんやっているという事務所のページにヒットしたのでさらっと見ることがあった。
あまり参考にならなかったのだが、示談提案から何倍の賠償金が得られたかを一覧にしていた。
その手間もすごいが、示談提案から何倍の賠償金を獲得出来たかということは、やはり相談する人には知りたい情報なのだろうかなと思ったりした。
既に今まで支払った保険金で十分だとして、債務不存在が出されることがままあるが、そういう事件だと保険会社の主張はゼロということになる。
そういう事件で、かつて私は1000万円超の損害額を認めてもらい、支払ってもらったことがある(自賠責は非該当であったところ、裁判所では12級となったためである)。
この事件だと、賠償金はゼロだから、何倍ということは出来ないが、1000万倍ということはいえるのかなと思ったりする。
だいたい保険会社の提案は低いことが多い(交通事故をしている弁護士にはもはや公知の事実である)から、たいていの事件では後遺障害の等級に争いがなかったり、事故態様に争いがない事件では訴訟をすれば増額にはなるだろうし、遅延損害金も入れるとさらに増えると考えられる。
私もホームページなどで多少書くことはあるが、そのほかのホームページで見ていると、それなりの弁護士に依頼したとすれば、結論はまあこうなるだろうなという結論をあたかもその弁護士の知見がすぐれていたから賠償金を獲得出来たかのような記載も見受けられる。
私も使おうかな。1000万倍の賠償金獲得とか書いて。
以上です。