読書日記「百年の孤独」
カラオケがある店に行くと、失敗している人がたくさんいる。
同行している女性にいいところをみせたいがために(たいてい中年の親父で、部下か何かなのだろう。えー、部長こんな歌まで歌えるんですねー。すごーい、と言ってもらいたいのだと思われる)、以下のような失敗をしている人が多い。
1、若い女性が好きであろうミスチルを歌うが、全く歌えておらず、音も外れ、かつ、あんたが歌っても女性陣は聞いちゃいねーよというもの。
2、なぜか敢えてものすごく難しい歌ばかり入れる。超高音とか、上手い人でも難しいバラードなど。
3、ものすごいオジサンが裏声で女性の歌を歌いドヤ顔をする。あるいは、女性の歌を入れて高さがあっていないので、鳥が首を絞められているような声で歌う。
歌のうまさに差があるのは当然なのだが、ある程度歌のセレクトでどうにかごまかせるのに残念だし、きっとそんな歌は女性達も求めていないと思うのである。
私が行っている時には、私の周囲には歌のうまい人が多いので、こちらが歌を入れて歌うと、そうした人達の連れの女性が自分のところの男性の歌ではしれっとしているのに、こちらの歌にはノリノリになって拍手をしてくれたりして、これは自分の連れの男性に対する無言の抗議ではなかろうかと思う時もある。
また、こうした時のさらなる失敗として、それならということで、こちらが入れている歌手と同じ歌手の他の歌を入れて「自分の方がうまい」とばかりに熱唱するパターンもある。しかし、100%に近い割合で、相当こちらの側よりも超ヘタである。
そのため、このときも連れの女性は同じ歌手の歌なのに全く乗らず、しれっとしているのである。場合によればスマホを見てつまらなさそうにしていることもある。
こうした男性は、なぜ自分の歌に同行の女性がノリノリでついてきてくれないか分からないのである。
カラオケは自分が楽しければそれでいいというものではあるが、聞かされる方のつらさも考えた方がよいと思う。