読書日記「百年の孤独」
判決を読んでいると、筋が悪い、スワリが悪いと感じるものに出会うことがある。
もちろん、私が負けた事件であるが。
判決のいう事実認定、法律論をふりかざせば、結論はそうなるのかもしれないが、スワリが悪い、筋が悪いと思えるものである。
そういう事件は、控訴趣意書が書きやすい。
悩みがない判決というものを前に書いたが、スワリが悪い判決は悩みもなく、一刀両断していることが多い。
同じ負けるにしても、スワリの悪い判決では負けたくない。
裁判官の当たり外れも正直あるのがこの世界であることは分かっているが、筋悪・スワリ悪・証拠の見方がおかしい、常識がない判決を書かれると、げんなりする。
それでも判決は判決だからである。