読書日記「百年の孤独」
尋問は難く、私も日々勉強しているが、ある程度意識をしなければならないことがある。
尋問についての裁判官とベテラン弁護士の座談会などが法律の雑誌に掲載されることがあるが、これは読むと勉強になる。
ざっと記憶にあるところを書き上げると
書証を示す時には、表題もいうとよい。裁判官が記録を探す際のイメージにもなるし、書記官にもイメージが伝わる。
書証を示す時には、裁判官がその書証を記録から探しあてたのを確認してから尋問を始める。
依頼者が尋問の答えをしたときに、やたらうなずかない。反対尋問の際も同じ。裁判官からすれば、応援しているように見えてしまう。
争点に関する部分は、具体的に個別に聞く。それ以外はある程度誘導でもかまわない。
尋問時間を守る。
質問をする。事実を聞いて、意見を聞かない。
いつの時点のことを聞くか、時的な点をはっきりする。
その場に誰がいて、どこで、広さはどの程度で、どういう位置関係で座っているか等、場面が想像出来るように聞く。
などなど。
あと、若いうちは、尋問をする際、弁護士の方も緊張していることがあるが、緊張が依頼者に伝わることがあるので、その点は注意する。
声を張るなどもある。
なかなか出来ないが、意識をしているのとしていないのとでは、だいぶ違うはずである。
私も引き続き精進したいと思う。
以上です。