在りし日の小次郎
事件の調べ物をする関係で書籍を購入する機会が重なると、書籍代が嵩む。
事務所にない本があると、基本的に購入することにしているのだが、ある分野の調べ物をしたいと思うと、一冊ではなく、最低でも2、3冊は買うので、余計経費が嵩むのである。
もちろん図書館などで該当箇所をコピーしてくればいいというやり方もあろうが、私は調べ物をするのが嫌いではないので、その分野の本は全部事務所に置いておきたいのである。
個人の事務所としては、書籍は多い方であろうと思うが、それでも足りない分野の本があり、マニアックな分野の本であると、それほど売れないことが想定されるので、値段設定も高くなっていたりするのである。
中には絶版になっているものもあり、中古市場で探すのだが、定価よりも高いこともしばしばである。
福知山花火大会引火事故の関係で、火災の関係の法律書をのきなみ購入してみたが、けっこうこの分野の本は充実していることがわかり、あれもこれも読みたいと思い買っていると、けっこうな費用になってしまったこともある。
守秘義務があるのでかけないのだが、八月に引き受けたほかの事件の関係でも大量の本を買っている。
これが結果に結びつくことを願って(結果がお金に結びつくこともあればそうでないこともあるが)、せこせこと本を読む日々である。