在りし日の小次郎
弁護士の歩く速度はだいたい速い。
大阪の人間は元々歩くのが速いという統計があったようだが、それと比較しても弁護士の歩く速度はだいたたいにおいて速いと言っていいだろう。
私は個人的には弁護士の中では普通か、ゆっくりめだとは思っているが、それでも、町中で歩いていると、前の人が邪魔なことがよくある。
出勤のために地下鉄を歩いていたり、裁判所に行くために歩いていても、前の人が邪魔で、歩く速度をゆるめないといけないことがよくある。
最近は、前にも書いたように、スマホを見ながら歩いていたり、音楽を聴きながら歩いているので、余計に遅いのかもしれない。
少し前にスマホを見ながら歩くと危険だということを書いたが、その後新聞記事で、スマホを見ながら歩いていると、自分の周囲が全く見えない状態になっていることがわかったと書かれていた。
画面が携帯に比べて大きい分、画面に集中してしまうそうである。
後ろから足音や自転車の走ってくる音が聞こえれば、脇にどけることも出来るが、音楽を聴いているとそういうわけにもいかない。
いろいろなものが携帯・携行出来るようになり便利にはなったが、そのために事故を起こしたり、事故に遭ったり、人の邪魔になるというのでは、便利さもほどほどがいいということではないかと最近思っている。