ブログなどは日記や手帳ではない

中隆志

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ブログやツイッター、フェイスブックに何の気なしに書いた文章で、いわゆる「炎上」状態となったり、あるいはそれが基で職を失ったり、進退に関わったり、謝罪会見をしたりということが毎日のように報道されている。匿名で書いたものも突き止められて参考人として呼ばれるかもしれないという報道があった。

 ブログなどは本当の意味での個人的に自宅でつけている日記気分で書いている人がいるのだろうと思う。公開されているから、全世界に発信されているのである。
 その意識が希薄となる瞬間があるのだろうと思う。

 私などは好き勝手書いているように見えるであろうが、一応考えて書いている。なんのためにしているかという目的があり、弁護士という職業上の制約があると思っている。
 本当に純粋な個人的な考えを世の中に好き放題さらけ出して出せるかといえば、それはそうではないであろう。
 エッセイストにしてもそうだし、評論家にしてもそういうところはあるであろう。
 どうしてもそこには、公開されるものである以上、ホンネとタテマエという制約が入ってくることはやむを得ない。
 逆に正直なのかもしれないが、純粋に個人的な日記であるかのような気持ちになることは誰しもあるだろうから、書くということはそれなりに重いことだと常に自省、自制する必要があるであろう。
 まあ、私も知らず知らずそうなっているかもしれませんが。。。。

 このブログは自省の意味も込めて書いているので、すべて私が出来ているというつもりはありません。神ならぬ身ですから。。。

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