在りし日の小次郎
ゴールデンウィーク中は自宅で仕事をし、自宅でできない仕事を事務所に1日いつもと同じ出勤時間に出てせこせこと仕事をしていた。
帰り道では行楽帰りの家族連れ。
行楽に行くのはよいのだが、電車の中で子どもが騒ぎまくっているのに(大声で歌を歌ったり、それに親が合いの手を入れている)、注意しない親がいた。
むしろ、「私の子どもかわいい」という感じで、大声で歌を歌っている自分の子どもをうっとりと見ているのである。
注意をしようかとも思ったが、最近は他人を批判するくせに、自分たちは何をしてもかまわないという人も増えているのと、そのような人に限って自分は悪くないとしてトラブルになることも多そうなので、やめておいた。
こんな親ばかりになれば、世も末であろう。
電車はおまえらの家の中でもなければ、おまえらの子どもをかわいいとは誰も思ってないぞ、と思いつつ、帰路についた。
イラッとしたので、駅前で葉巻を一本吸ってから帰ったのだが。
まだまだ人間が小さい私であるが、私が電車の中で考えていたことは間違いではあるまい。
以上です。