在りし日の小次郎
他人の自慢話を聞かされるというのは正直へきえきするが、それでも自慢話をしたい時には、相手の自慢話も聞かないといけないと思っている。互いに自慢話をしあって気分良くなるというならよいと思う。
若手が事件解決の秘訣を聞きたいということで聞いていた時に自慢話をするというのもあるだろう。
感心しないのは、儲けている弁護士が、「もうかってまっか」と聞かれた時に(本当はそんな聞き方しないけどね)、「儲かってます」という人がたまにいることである。
こう言われた方は、普通はいい気はしないであろう。本当に儲かっていない人は「全然あきませんわ」というであろうし、儲けている弁護士でも同じようにいう人の方が多いであろう。
人間には妬みやそねみという気持ちがあるから、ありのままを語るのも要注意というところであろう。