在りし日の小次郎
弁護士に成り立ての頃は、勤務した事務所が日本全国に支店のある会社の事件をしていて、各地に顧問がいなかったので、各地に出張に行っていた。
ひどいときは、週に2~3日は出張であった。
そのうち民事訴訟法が改正されたので、電話会議が導入され、地方に行くこともある程度減ったが、それでも週に一度は地方に行っていたような記憶がある。
独立の際には出張に行くのがかなりイヤになってきていたのと、一人で事務所をするので事務所に不在がちになるのはいかがなものであろうかということと、ほかの考えもあったので、この会社からの顧問の話は断った。
それ以降は、地方の出張というと、離婚の調停を出すときくらいであろうか。
相手方が実家に帰ってしまったとかで、相手方の住所が遠い時に遠方に行くことになる。
まあ、これも我々の仕事であるので仕方がないが、最近は大阪に行っても疲れるのである(人ごみに行くことが減ったので、人の多さに疲れるのである)。
来週と再来週は、かなり遠方の出張である。一つは弁護士会がらみの業務であるが。。。。
中には「出張」と称して旅行に行っている弁護士もいるようだが、私は弁護士になってこの方、平日にそんな気楽なことをしたことがない。
私が出張といえば、それは本当の事件の出張である。