在りし日の小次郎
業務上で困るのは同じミスである。
繰り返し同じミスをするというのは、その部分がその人にとって苦手なところだからであろう。
ワープロで打って書面を作成するので、誤字脱字がどうしても出てくるので、私が作成した書面は裁判所に出す前に事務職員に見てもらうようにしている。これは、私が誤字脱字チェックが苦手というところもあるが、自分で書いたものは、「そう書いている」という思い込みがあるのでチェックしづらいためというところもある。
書面は上書きで作成するので、よく事件番号が他の事件のままということがあり、事務員からよく修正される。
勤務弁護士でも、各々ミスの傾向というのはあり、私がチェックをしている事件では同じミスをしていることが多い。時には、指導したことが守られておらず、書面自体をイチから書き直すよう突き返すこともある。
事務職員もミスをすることがあるが、同じところでミスをすることが多い。
最終的には、「自分がここでミスをしやすい」ということを認識して、その部分をよくよく注意するしか方法はないのだろうと思う。
私の場合は、事務職員のチェックに頼っているところもあり、中々ミスは改善しないが。