在りし日の小次郎
たまに、独立して1人でやっている弁護士と話をしていると、その弁護士が若い頃と違って、ものすごい偉そうな物の言い方をするようになっている場合があり、驚かされることがある。
若い頃は謙虚な人柄だったのが、しばらく会わないうちに、独立して相当自信をつけたのか、「自分は正しい」というような物の言い方しか出来なくなっていることがある。
これは危険な兆候で、1人弁護士の事務所では弁護士は通常事務所でものすごい権力を持っているので、事務所の中での物言いや、態度そのままで外で過ごしてしまうようになってしまっているのだと思われる。
もちろん1人でやっている弁護士の先生がみなこういうようになる訳ではないので、人柄というところもあるのだろう。
そういう発言をしている弁護士を見て、自身そうならないように(私の事務所は私以外に3名の弁護士がいるので、間違えていれば多分指摘してくれるはずだが)気をつけようとは思うが、わざわざその弁護士に「アンタあかんで」とまで言うつもりはない。
多分、ただ恨まれるだけのような気がするからである。