在りし日の小次郎
私は一般口座と預かり金口座を同じ銀行に持っているが、それぞれの口座に入金があれば、すぐに銀行からファックスが流れてくるサービスに加入している。
和解金などが入ると、ファックスですぐに知らせてくるので、相手方からの入金の有無が直ぐに分かる。かかる費用は、毎月、3000円くらいのものである。
他の弁護士と話をしていると、「そんなサービスあるんですか」ということを言われることがある。
こういう弁護士は、相手方からの入金をどうして知るのであろう。毎日通帳を記帳するのであろうか。
和解金など、入ったらすぐに清算して依頼者に和解金を渡したいと思うので、毎日記帳するという悠長なことでは対応出来ないと思うのである。
入金のファックスに事務員への指示を書いて渡せば、指示もしやすい。
ネットバンキングも利用しているが、これは固定されたパスワードではなく、ワンタイムパスワードというもので、その都度パスワードが変わる。報道によると、ハッキングされてお金が引き出された法人がたくさんあるということだが、ワンタイムパスワードではその被害はなかったということでそうしたのである。ネットバンキングだと、事務員さんの振込の手間がかなり軽減されると思う。
銀行のこうしたサービスも適宜利用すればいいと思うのだが、まだまだ法律事務所は旧態依然としているところがあるようである。