在りし日の小次郎
ハイヒールといっても、リンゴとモモコのそれではなく、女性の履き物の方である。
私の前を歩いていたハイヒールを履いた女性が階段で、ものすごい変な角度に足がぐにゃっとなって、2段くらい階段を落ちた。あの曲がり方からして、かなり足首を痛めたはずである。しかし、そのまま何事もなかったかのように階段を下りていく。
最後のところでも足首がぐにやっとなり、とても痛そうであった。
あの調子では、かなり足首を捻挫したのではなかろうか。
かなり高いヒールを履いていたので、バランスを崩したのであろう。
オシャレをしていたので、足首が痛いといってその場にうずくまる訳にも行かなかったのかと推察される。
元々、ハイヒールは中世のイギリスかどこかで、道に糞尿がまき散らされていたので(中世のロンドンの衛生状態はかなり悪く、テムズ川も糞尿でどぶ川のようになっていたという)、女性がその糞尿を踏まないようにかかとを高くしたのが始まりのはずであるが、今ではそうしたルーツとは関係なくはかれている。
足首を痛めてまでもはき続けないといけないとは、オシャレをするのも大変である。
以上です。