在りし日の小次郎
遅刻が嫌いなことは前にも書いた。1分の遅刻を60回すれば1時間遅刻したことと同じであるし、5分遅刻して、10人を待たせたら50分遅刻したことと同じであるからである。
公共交通機関の遅れ等やむを得ないことはあるが、心がけだけでしない遅刻も多々ある。
私は現在、京都弁護士会の法律相談センターの委員長をしているのだが(他にも法曹人口問題を考えるPTの座長もしていて、委員長が2つである。2つ委員長をしているのは、あまり他に話を聞かない・・・)、法律相談の遅刻というのは、各弁護士が考えている以上に問題である。
先日も行政の担当者から、委員長である私がおしかりを受け、丁重に謝罪することがあった。
行政の担当者からすれば、遅刻なんて考えられないだろうし、ビジネスマンの世界で遅刻したら、それだけで仕事から外されるということもあるだろう。
法律相談の遅刻は、その担当弁護士に対する信頼を下げるだけではなく、京都弁護士会が行政から委託を受けてしている場合には、行政への信頼、市民への弁護士全体の信頼も損ねることになる。
遅刻があるとファックスが送られてきて、私はそれを見てまたげんなりするのである。
ちなみに、私は18年間、法律相談で遅刻をしたことはない。
心がけなのである。