在りし日の小次郎
12月7日は京都弁護士会の主催する北部一斉相談会であった。
私は相談担当はしなかったが(北部の先生と、若手に出来るだけ担当してもらうため、担当を避けたのである。決して、朝起きるのがつらいためではない)、夕方からの懇談会・懇親会には出席した。
場所は網野である。網野までの電車は混んでいて、窓側の席が取れなかった。北部にカニを食べ、かつ、温泉に行く人が多いのであろう。
京都駅を12時25分に出て、午後3時に網野に着いたが、事前に宿に連絡をしていなかったため、迎えに行くまでは相当時間がかかるという。
駅にはタクシーもない。仕方がないので歩き出したところ、雨が降り出してきた。
本降りになったので、スマホでローソンの位置を探してあったので傘を買い、とぼとぼと歩き出した。
スマホの地図でだいたいの宿の位置はわかっているが、まだまだ距離がありそうである。
葉巻に火をつけて、吸いながら歩いて後悔し始めた時、網野で事務所をしている私が懇意にしている藤居弁護士がたまたま軽トラックで通りかかってくれ、私を宿まで送ってくれた。藤居弁護士には、この雨で歩くのは無理ですよ・・・と言われた。ごもっとも。
宿について、海がすぐそばなので、竿を持っていっていたので、釣りに出てみるが、風が強く断念。その後は一人で温泉にゆっくりと入り、夕方からは北部の今後の相談をどうしていくか、地元の会員や北部センターの事務局の意見を聞かせてもらい、その上で私からも今後の展開について何点か意見表明をしておいた。法律相談全般を所管する委員会の委員長であるためである。今年は総計84名の人の相談を1日で受けたということで、昨年よりは減ったが、天気が悪かったことを思えば、まあまあの結果であろう。
その後は北部のカニに舌鼓。やはり本場のカニは美味い。カニづくしである。写真を取り忘れたのが残念でならない。
ほどよく酔い、二次会は部屋飲み。
今後の京都弁護士会について非常に有意義な議論が出来るとともに、知らなければよかった恐ろしい話を聞くことにもなった。これらはここでは書けない。
翌日、朝5時半に起きて海に行くが、風がまだ強く、釣りは難しかった。
防波堤に渡っていた人たちが、70センチメートルほどあるスズキを一匹釣っていたが、この風ではコンディションは悪いといわざるを得ないだろう。
7時には切り上げて風呂に入り、その後朝食を食べて帰京。朝食のカレイの一夜干しと、地卵が美味かった。
なんとなく、温泉に入り、カニを食べに行っただけのように見えるかもしれないが、今後の北部の相談体制をどうするか等、今後の京都弁護士会をどうしていくか等、相当な議論を深夜までしたので、きちんとこれも人権活動なのである。
以上。