在りし日の小次郎
先日事件で静岡に行ったのであるが、静岡はとても暖かかった。
コートを着ていると汗ばむほどである。
駅からタクシーに乗ると、徳川家康が晩年を過ごした駿府城の跡がある。天守閣はなく、戦国当時の石垣だけであるが、風情がある。
市役所は駿府城の跡の中にあり、その周辺に官公庁が集中している。
裁判所もこの近くにあった。
駿府城のお堀周りが1.5キロほどあるということで、昼休み時ということで、ランニングする人や、裁判所の職員とおぼしき人(裁判員のジャンパーを着ていたので)がウォーキングをしていた。
こじんまりしているが、いい町である。
タクシーの運転手さんに聞くと、雪は滅多に降らないということである。
静岡に一度住むと、他のところには住めないというが、それも分かる気がする。
戦国時代、三河の兵を除いて東海地方の兵は弱かった。尾張兵は、4人で武田の甲斐兵1人にようやく対抗出来るといわれたが、これだけ温暖であれば、人の気持ちも穏やかになって然るべきであろう。
今年の冬は寒いというが、静岡は暖かいのであろう。