全国法曹サッカー大会 その1

中隆志

中隆志

 この土日は博多で全国法曹サッカー大会であった。
 前日から博多入りして、焼き鳥を軽く食べて、早々と寝て、土曜日の朝早く福岡フットボールセンターへ向かう。本日は快晴である。
 京都は超強い1チームと、私が所属する年齢が高い人中心の2チームの2チーム体制で臨んだ。

 京都2の初戦は札幌戦。札幌は60期代の若手が中心で、その前に行われた札幌対名古屋戦の20分一本勝負では、0対0の引き分けに持ち込んでいる。地力は相手の方がはるかに上である。名古屋は昨年の優勝チームなのだ。
 私はトップ下で先発。札幌に押し込まれるが、こちらはカウンターで対抗。というか、カウンターでしか勝機を見いだせない。
 私がパスカットを前線でして、フォワードの福田選手(福ちゃん)にパスを出して福田選手がドリブルで攻め込む惜しい場面や、私が福田選手の裏にロングパスを出して、福田選手が相手の左サイドからセンタリング。私がゴール前に走り込むも、センタリングが相手キーパーに私の前でキャッチされるという惜しい場もあった。ゴール前に私一人しか走り込んでおらず、押し上げが足りない。いくつかチャンスメイクするもそのまま0対0でタイムアップ。
 中盤、バック陣とも集中してよく守った試合であった。
 京都2のリーグは変則的で、三つのチームが20本1本で勝敗を決するというものである。
 そのままほとんど休憩を与えられず名古屋戦へ。名古屋は逆に20分以上休憩して呼吸が整っている。
 先発メンバーを大幅に入れ替えるも、中心メンバーは変えられないので、息があがった状態で名古屋戦へ。私もトップ下で先発。呼吸が苦しい。私とトップ下を交代で出来る選手がまだ到着していなかったのである。ボランチも内村選手と秋重選手のぎりぎり2名しかいない。ボランチもしんどそうである。
 開始5分までは危ない場面もなく「これはいけるか」と思った時、バックが球の処理を誤ったボールを蹴られて、勢いはないシュートであったが、キーパー堀田選手の逆をつかれて、これがコロコロとゴールへ。その後、オウンゴールや、コーナーキックからの相手チームの見事なヘッドを決められるなどして結果として4対0で敗退。この試合は、ただきつかったという思い出しかない。。。。

 結果として、下位リーグへ。下位リーグで、また変則リーグに入れられて、大阪2と神戸1と対戦し、両チームとそれぞれ1本ずつの試合となった。
 大阪2では私は先発し、試合的には押し込むも、ゴールを奪えず終了。私も裏に抜け出しドリブルで攻撃するが、相手のセンターバックに読まれていてドリブルをカットされるなどした。若い頃なら、あのままドリブルでキーパーと1対1になれたものを。。。普段練習に来ていない選手のキック精度の悪さ、判断の遅さが目立つ。やはり、普段から練習に来ないといけない。
 神戸1には、センタリングからこれまた見事なヘッドを決められて1対0で敗戦。こちらは私は途中出場したが、あまりいいところなし。あのヘッドは仕方なかった。どうして我々相手だと、あれほどいいプレーをされてしまうのであろう。
 大阪2と神戸1は神戸1が圧倒的に攻め込んでいたが、ゴールが決まらず、結果、このリーグも我々京都2は最下位となり、翌日は最下位リーグに回ることが決定したのであった。

 今回は、京都1を7年ぶりの優勝に導くため(ちなみに、平成18年広島大会で決勝戦で、決勝ゴールを決めたのは私である。そのときは1チームだったのだ)、京都2の主力選手2名が京都1に移籍していたので、想定された結果とはいえ、最下位にだけはなりたくない。
 ただ、翌日の試合が最下位リーグということで、昼からとなったため、日曜日はゆっくりと寝られる。
 土曜日の夜は懇親会後、チームで中州の屋台でラーメンを食べ、その後バーでゆっくりとカクテルを飲み、明日の健闘を誓うのであった。

 つづく。

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